応募の方法を間違っているのかもしれませんね。
正しい方法で応募すれば書類選考に通りやすくなりますし、転職の成功率も上がりますよ。
第二新卒の転職を成功させる方法というと、情報収集や面接対策をイメージする人が多いでしょう。
でも、最も手軽で効果が高いのは応募段階で工夫することです。
この記事では、第二新卒の転職活動で内定が出ない人向けに、転職を成功させるための応募段階のコツ3つを解説します。
第二新卒の転職活動の全手順
第二新卒の転職活動には10のステップがあります。
- スケジュール作成
- 自己分析
- 他己分析
- 企業研究
- 求人検索
- 書類作成
- 応募
- 面接対策
- 面接
- 内定
スケジュールは大きく4つのまとまりで区別すると整理しやすいです。
手順 | ステップ |
情報収集 | 自己分析、他己分析、企業研究 |
「自分」と「転職したい企業」に関する情報を収集する | |
応募 | 求人検索、書類作成、応募 |
転職サイトや転職エージェントに登録して転職先を探し、履歴書や職務経歴書を作成して応募する | |
面接 | 面接対策、面接、(適性検査・筆記試験) |
面接対策をして採用面接にを受ける (適性検査や筆記試験を受けることもある) | |
内定 | 内定、(条件交渉、引継ぎ・退職) |
条件交渉して転職する意思を伝え、現職の引継ぎをして退職する |
情報収集
情報収集には、自分を理解するための「自己分析」と「他己分析」、企業を理解するための「企業研究」があります。
- 自己分析:自分の市場価値を正しく知り、転職希望・退職理由・志望動機・強みを整理する
- 他己分析:自分を客観的に理解し、自己分析を補完する
- 企業研究:企業について理解を深めて内定を勝ち取るための戦略を練る
応募
転職したい企業の求人を見つけて応募する段階です。
転職サイトや転職エージェントに登録して求人検索し、履歴書や職務経歴書を作成して応募することになります。
第二新卒の転職の成否を握る重要な段階です。
面接
転職を希望する企業の面接を受ける段階です。
ポイントは、面接に慣れることです。
転職エージェントに登録すれば、何度でも無料で面接の練習をしてもらえます。
内定
内定をもらえたら条件面の交渉をして、まとまれば転職する意思を示します。
現在の職場に辞表を出し、引継ぎ作業をして退職しましょう。
第二新卒で内定が出ないときに実践したい応募段階のコツ3つ
内定が出ない第二新卒が転職を成功させるための応募段階のコツは3つです。
第二新卒の転職に強い転職サイトに登録する
転職サイトにはそれぞれ強みがあります。
第二新卒の転職におすすめなのは、当然ですが第二新卒に力を入れている転職サイトです。
近年は、若者の早期離職が急増した影響もあって第二新卒の求人を出す企業が増えており、第二新卒の求人に力を入れる転職サイトも増えています。
転職サイトを選ぶときは、知名度だけでなく取り扱い求人の中身をチェックしましょう。
第二新卒の転職に強い転職サイトのおすすめは3つです。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、日本最大級の転職求人サイトです。
圧倒的な求人数を誇り、第二新卒向けの求人もたくさん取り扱っています。
「利用満足度No.1」「転職先と出会えたサイトNo.1」「おすすめしたい転職サイトNo.1」など評判が高く、最初に登録しておきたい求人サイトと言えます。
通年で第二新卒の特集をしていますし、検索にも第二新卒という軸があるので、自分にぴったりの求人を見つけやすいです。
履歴書と職務経歴書を自動で作成できるツールも好評です。
履歴書や職務経歴書の書き方に悩む人はとても多いので、第二新卒の転職を目指す人にはとても役立ちます。
無料登録するだけで使えるので、一度は試してみてください。
マイナビ転職
マイナビ転職は、リクナビNEXTと並ぶ大規模な転職求人サイトです。
地元の求人に強く、未経験歓迎の求人が多いのが特徴で、地元で就職したい経験の浅い第二新卒に向いている転職サイトと言えます。
リクナビNEXTと一緒に登録しておけば、より多くの求人を検索することができます。
地方に支社があるので、他の転職サイトより地方求人が充実しています。
私が勤務する地域(関西の田舎)でも、地元就職を希望する人はマイナビ転職の利用者が多いです。
doda
dodaは、手厚い転職サポートが評判の転職求人サイト・転職エージェントです。
転職サイトと転職エージェントを別々に展開するサービスが多い中、dodaは両サービスをセットにしています。
そのため、求人情報の検索から書類や面接の対策、内定後の交渉までまとめてサポートしてもらえます。
dodaの魅力は、何といっても「おとなの進路指導が受けられる」といわれるくらい手厚いサポートです。
「第二新卒でも大手の有名企業を紹介してもらえた」「幅広い可能性を示してもらえた」といった口コミがとても多くなっています。
キャリトレ
キャリトレは、20代の求人に特化したスカウト型の転職求人サイトです。
第二新卒の求人も多く、20代なら必ず登録しておきたいサイトと言えます。
レコメンドされる求人から興味のあるものを選ぶだけでスカウトが届くので、仕事が忙しい人でも転職活動を進めやすいです。
就職から短期間で転職を考える場合、慣れない仕事をこなしながら転職活動をすることになりますが、キャリトレならスキマ時間の利用だけでサクサク進みます。
Green
Greenは、ITやWeb業界の求人が充実している転職求人サイトです。
第二新卒でIT業界への纏足を目指す人は真っ先に登録しておきたい転職サイトと言えます。
AdobeやSQUARE ENIXなどの有名企業の求人が目立ちますが、リクナビNEXTやマイナビ転職にない求人もあり、第二新卒向けの求人も多数取り扱っています。
求人を出している企業がアクティブなのが特徴で、応募する前に企業側から接触してきて面接・採用になったという人もいるほどです。
複数の転職エージェントに登録する
最も手軽にできて最も大切なのが、複数の転職エージェントに登録することです。
出典:リクナビNEXT
これが、リクナビNEXTの調査で明らかになっている事実です。
転職活動者の全体平均が2.1社なので、転職に成功している人は約2倍の転職エージェントを利用している計算です。
多くの転職エージェントを利用するメリットは3つあります。
- 転職エージェントの独占求人が見つかる
- 自分にぴったりの求人が見つかる確率が上がる
- 自分と相性の良い担当者に転職サポートを受けられる
転職エージェントも転職サイトも無料登録だけで全サービスが無料で利用できるので、転職に成功している人はうまくサービスを使い倒して転職を実現しているのです。
転職サイトで見つけた求人に転職エージェントを通して応募する
第二新卒の転職を成功させるには応募方法も重要です。
具体的には次のような手順を踏みます。
- 転職サイトと転職エージェントに登録
- 転職サイトで希望する求人を検索
- 転職エージェントに希望する求人を伝達
- 転職エージェントを通して推薦状付きで応募
どうして転職エージェントを通した方が良いのか。
理由は2つあります。
- 新人やベテランに比べてアピールポイントが分かりにくい
- 企業が設置したフィルターで機械的に落とされるケースがある
第二新卒は、新卒ほどのフレッシュさや伸びしろはなく、ベテランほどのスキルや経験もない中途半端な状態です。
確かな実績や資格・スキルがないと履歴書や職務経歴書で自分のアピールポイントをうまく記載できず、書類選考で落とされます。
また、第二新卒の求人を出している企業は、転職サイトからの応募に対して各種フィルターを設定していることがあります。
例えば、学歴や現在の職場、転職回数などのフィルターを設定し、引っかかる応募者を機械的に落とす仕組みを利用しているケースは珍しくありません。
転職エージェントを利用すればこうした状況を打開できます。
転職エージェントを利用すれば書類作成のサポートや添削を受けられますし、推薦状をもらえばフィルターで機械的に落とされずに書類選考を通過する確率がグッと高まります。
内定が出ない第二新卒が転職を成功させるコツ3つのまとめ
内定が出ない第二新卒が転職を成功させるコツは3つです。
- 第二新卒の転職に強い転職サイトに登録する
- 複数の転職エージェントに登録する
- 転職サイトで見つけた求人に転職エージェントを通して応募する
第二新卒の転職希望者は情報収集や面接に力を入れる傾向がありますが、最も大事なのは応募するまでの流れです。
内定が出ないと悩んでいる人の大半は応募段階のやり方を間違っているので、ここを修正すれば内定をもらいやすくなりますよ。